大分県豊後大野市の緒方川にある「原尻の滝」は、幅120m・高さ20mの滝で「日本の滝百選」にも選ばれている名瀑です。この滝の形成は独特で、約9万年前のおきた阿蘇山の破局噴火で発生した膨大な火砕流によって形成された特殊な滝です。
このあたり一帯は2017年に日本ジオパークに認定されています。通常大きな滝は山の中にありますが、原尻の滝は周囲は険しい山ではなく田園地帯であることも特徴的で、自然に出来た岩の割れ目を水が流れているため、滝の上にも道があり歩けるのが面白いです。
滝は駐車場のすぐ近くにあり、ぐるっと一周の距離も短すぎず長すぎずちょうどよい感じの距離で、傾斜もほとんどないため老若男女問わず気軽に見て回れるコースです。吊り橋からは真正面から滝全体を見ることが出来ます。
周囲はのどかな景色でチューリップの花畑があり、チューリップフェスタが毎年4月に開かれています。⇒チューリップフェスタ2017
近くに道の駅がありレストランがあります。滝周辺には古民家風なカフェ「花水車」があり、芝生広場や親水広場などリラックス出来る広い場所もあるのでゆっくり気分で過ごせます。今年の春ごろに訪れた際の写真を貼っています。(※ 写真はクリックで拡大します。)