ネコハウスとやってくるノラ猫たち

ルナちゃんをノラ猫から家に入れるために、餌付けをしたのですが、家の軒下にエサをおいていると、どこからともなく複数の猫さんがやってきました。

ここは九州の超田舎で解放感があります。お隣は猫を飼っていたり、通りをまたいだお隣は犬を飼っていたりと、近隣は犬猫に理解がある地域です。

また、温泉地のためお客さんが来てエサをくれる人もいるので、ノラ猫にとっては生きやすい土地だと思います。

気候的にも、九州のくじゅう連山の並びにある涌蓋(わいた)山という1500mの山の5合目(標高700m)の地点で、夏は涼しく風が通り、冬は雪も降りますが数日で融けます。


(写真:雪化粧の涌蓋山)

 

 

 

 

 

 

しかも、温泉蒸気が地下から湧いて出るため、そのあたりの地面は冬でも暖かいんです。
ノラ猫にとっては、冬場のエサだけなんとかできれば、心地よく住めるところです。ルナちゃんがきっかけて来るようになった猫たちにも、1日2回のエサをあげることにしました。

ルナちゃんを除き、ネコハウスにやってくるノラ猫ちゃんは3匹、人慣れしているキジ、神出鬼没のサビ、少し臆病な三毛、みんなメスのようです。

エサの時間になると、ここにメンバーが来たり来なかったり、時間が遅れると要求されたり、すっかりにぎやかになりました。そのほかにも、たまにオスが周回してくることもありました。

さて、ノラ猫たちのおもしろい現象がありましたよ。ルナちゃんがまだ完全なノラ猫だったころ、同じくエサに来ていたメスのキジノラ猫とケンカになったとき、若く勢いのあるルナが勝っていました。

ところが、ルナちゃんが家で安住するようになると、野性力?が減ったのか、キジ猫に負けるようになりました。恵まれた生ぬるい環境で生きてきた人と、厳しい環境で生きてきた人とでは、生き抜く力が違うように、猫でもそういった現象なのでしょうか。

ノラ猫も、うちのルナちゃん(半ノラ猫)も様子を見ていると、個性がそれぞれにあるのと、それに絡んで勢力図があります。

いつも優位に立ちたがる猫や、いつも怒っている猫、みんなと仲よくなれる猫、猫嫌いの猫、でもそれぞれに必死で生きています。そうして2016年の冬は猫とともに過ぎていき、来たる春に出来事が起こります。

トイレは簡単?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫たちのトイレ事情については、比較的に簡単といっていいと思います。

猫は砂のようなやわらかい地面を少し掘り、そこに用を足して、排泄物の上に砂をかぶせる、といった本能があります。
それは、外敵から身を隠すためだそうです。

しかもキレイ好きですから、よっぽどのことがない限り粗相をすることもなく、あとは自分で舐めて清潔にします。

ではトイレ事情、順番に見ていきます。

<トイレの設置>

まずトイレの場所ですが、猫側からは比較的静かで人の目に触れにくいところで、
人間側からは目が届き掃除するのに楽なところという意見があると思います。
なるべく満たすところを見つけるべしデス。

トイレ本体は、売り場に行けばいろいろなタイプがあり、結構大きいドーム型のものから簡易なトレー型のもの、そのほか脱臭機能に優れたシステムトイレなどいろいろ出ています。

トイレに入れる猫砂もいろいろ出ていますよ。
材質が、紙、木、おからといったもので、尿などを固めて燃やせたり流せたりできるようになっています。
その他、システムトイレの猫砂は固めないものですね。

猫を保護したなど急な場合は、ダンボールに新聞紙を裂いたものでも大丈夫です。

<トイレのしつけ>

猫へのトイレのしつけは、先にトイレを設置し、場所を教えてあげるだけで、あとは本能にしたがってやってくれます。
子猫の場合は、そわそわしだしたら、つかまえて猫砂の上に置いてあげるようにします。
ちゃんとできたときは、ほめてあげるのを忘れずに♪

あと、先住の猫がいる場合は、先輩が教えてくれることがあります。

うちでは、ノラ猫から家に入ったルナちゃんの場合、トイレに連れて行って、「ここだよ~」って場所を教えてあげたら、1回で覚えてくれました。
そしてそれからは、きちんとやってくれます。

こまちゃんは赤ちゃんのころから家で育てていますが、ルナちゃんがトイレの方法を見せて教えていましたね。

ただ、ルナもこまも、現在は1日の半分以上お外で自由にしていますので、家のトイレを使用するのは、雨が続いたりして外に長時間出なかったときのみ(どうも外で用を足す方が気持ちいいみたいです)、そのときは猫砂がこんもり盛られています。

猫ちゃんへのトイレのしつけはスムーズなはずですが、
もし、うまくいかない場合は、トイレの形状や砂、環境との相性がよくないのではないかと思います。

うちのルナちゃんの場合、最初紙製の小さな猫砂を使っていて、あるとき木製で軽く大きめのひのきの香りがする猫砂に変えるといやがりました。
猫ちゃんによって、トイレや猫砂に好みがありますので、お互いに相談し合い?ながら決めていってください。

<トイレ掃除>

これは人間にとって重要ポイントです。
猫はキレイ好きなため、排泄物をそのままにしておくのはダメ。
トイレが汚れていると使用しなくなることもあるようです。
また、次にトイレに来たときに、掘り起こしてしまったりすることもありますので、できれば排泄ごと毎回、せめて1日1回はがんばって掃除をしましょう!

掃除がトイレ内だけならまだいいのですが、固めるタイプの猫砂は大体飛び散りますねー。
猫ちゃんによって、最後の砂をかぶせるときに、勢いよくやる子や、肉球に砂が付いて出ちゃっうこともあり、こんなところに猫砂!ということもよくあります。
さらにひどいのは、うちのこまちゃんがまだ数か月と小さいとき、猫砂の中で興奮して遊んでいました。

もし複数の猫ちゃんがいる場合、トイレはできれば1匹1トイレ以上(うわ~)が望ましいようですが、なにしろ場所を取ります。
そこを1トイレでまかなう場合は、毎度掃除する必要があります。

ちなみにうちでは、トイレの掃除には、100均で購入したプラスチックのキッチンのターナーとスプーンを使っています。
掃除は面倒ではありますが、お互いの気持ちよい生活のためにも、がんばるしかありません。

猫の食事、これならOK!

 

猫の食事は、NG食品が多くて、じゃあ何を与えればいいの?ということになってきます。
今回は、猫に与えてもよい食品ついてご紹介します。

<ネコに与えてもよいもの>

  • キャットフード… 総合栄養食
  • 猫用ミルク… 必要な栄養素を含んでいる
  • かつお節… おやつに少量、ただし与えすぎは尿路結石の原因に
  • 無塩煮干し… 1日2匹程度、与えすぎは尿路結石の原因に
  • ゆで卵… 完全栄養食品
  • 火を通した魚… 骨は抜く、塩分も抜く
  • 火を通した肉… 鶏のささみや胸肉は、低脂肪高たんぱくで
  • 焼きのり… 味付けしていないもの、ただし与えすぎは尿路結石の原因に
  • プレーンヨーグルト… 砂糖なし、お腹を下す子には与えない
  • ごはん… 少量、猫は炭水化物を必要としない
  • トマト、きゅうり… そのまま生で小さくして、体温を下げる働き
  • 豆類… 茹でたものを細かくして
  • 白菜、レタス… 茹でて切って食べやすく
  • いも類… ただし、カロリーが高いので注意
  • 大根、ニンジン… すりおろしたり、茹でてつぶしたもの

 

前回の記事で、猫のNG食品をあげるとたくさんあって、少しがっくりしましたが、
与えてもよい食品が上記のようにあるならば、ホッとしますね。

猫が必要とする栄養素は、
 タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミン
の4つなのだそうです。炭水化物は必要としていません。

これら栄養素がバランスよく摂れるキャットフードは、おすすめです。
キャットフードでも、
 ドライタイプのいわゆる「カリカリ」 と、
 ウエットタイプの缶詰やレトルト品
があります。

 

 

 

 

 

 

カリカリはバランスもよく、衛生面でも一番安心です。
ただし、選ぶときには「総合栄養食」と表示されているものを選びましょう。
カリカリしか食べない猫ちゃんもいますよ。
うちのルナちゃんもほぼカリカリのみ、ただ、同じ味が続くと違う味を要求します・・・ 。

ウエットタイプは、老猫さんなど、カリカリを食べるのが苦労する猫ちゃんにいいと思います。
また、たまに贅沢させてあげるときや、お留守番のあとのご褒美のときなど、アクセントにいいですね。
ときどき、おいしい缶詰をあげたら、それからグルメ猫になってしまったと聞きますので、
要注意です。